死後に大切な人へ連絡を届ける新しい仕組み|アプリで実現する安心の形
私たちの暮らしは急速にデジタル化しました。
銀行口座、保険契約、会員サービス、電子証券……。
すべてがスマホやパソコンの中に収められ、紙の証書や通知は減少しています。

便利な一方で、大きな問題があります。
自分の死後に、家族へ必要な連絡が届かないということです。
遺言書や生命保険は財産や保障の枠にとどまります。
「死後に家族へ自主的に案内を届ける」仕組みは、ほとんど存在しません。
保険や契約に潜む「死後の連絡不足」
従来は、紙の証書や契約書が家の中に残っていました。
家族はそれを手に取り、保険会社や銀行へ請求・問い合わせをすることができました。
しかし、デジタル化の時代では事情が変わります。
- 契約がオンラインだけで完結し、証書が手元に残らない
- 家族が契約の存在に気づけない
- スマホやPCにサインインできないとアクセスできない
その結果、せっかくの保険金やサービスが請求されずに放置されるケースもでてきます。

これは「デジタル遺品トラブル」の一つであり、本人が望んでいた保障や資産が、家族の手に渡らないまま終わるという深刻な問題です。
法人依存から家族への直接案内へ
この状況を考えると、従来までのような遺族からの連絡をまっているだけのサービスでは不十分です。
いづれは能動的に連絡をするシステムにかわる時代がくるでしょう。
しかしそれまでは、契約者自身が、死後に家族へ直接案内を届ける仕組みを検討する必要があります。
例えば、
- どの保険や契約が存在するか
- どこに問い合わせをすればよいか
- 必要な手続きをどう進めるのか
- 手続に必要なIDとパスワード
こうした案内を、本人に代わって家族へ能動的に届けること。
これが、これからの時代に求められる「死後の連絡」ではないでしょうか。

アプリ「ロックの向こう」が実現すること
当社が提供するアプリ 「ロックの向こう」 は、この新しい発想に基づいて設計されています。
最大の特徴は、安否確認後に、指定された家族へ本人のメッセージ(案内)を届けることです。
- 生前に、保険や契約に関する案内や伝えたい情報を登録
- アプリが定期的に安否確認を行う
- 応答が途絶えた場合、登録された家族へ案内を送信
- オペレーターが家族をサポートしながら大切な情報をお渡しする
これにより、従来の「紙の証書」に頼らなくても、確実に必要な人へ情報が届きます。

案内として届くことの意味
単なる「メッセージ」ではなく「案内」として届くことには大きな意味があります。
- 家族は、何をどう進めればよいかをすぐに理解できる
- 保険会社や銀行に確認する前に、存在を知ることができる
- デジタル化による“気づけないリスク”を回避できる
これによって、本人の死後に必要な手続きや保障を漏らさず受け取ることが可能になります。

「ロックの向こう」がもたらす安心
- 家族が知らなくても案内が届く
自分が残した案内が、最も信頼できる人へ確実に届きます。 - デジタル時代に対応
紙の証書がなくても、情報が埋もれません。 - 残された人の不安を軽減
「何をすべきか」が明確になることで、家族は余計な探し物や心配をせずに済みます。 - 新しい終活のかたち
財産や相続にとどまらず、安心という価値を残すことができます。

まとめ
デジタル化によって、従来紙で残っていた取引内容が家族に届かないという新しい問題が生まれました。
せっかく保険や契約をしていても、家族が気づけなければ意味がありません。
「ロックの向こう」は、法人からの通知にかわって、本人から家族へ能動的に案内を届ける仕組みを提供します。
これは、これまでになかった“死後の連絡”のかたちであり、大切な人に安心を残すための新しい選択肢なのです。

