こんにちは。株式会社amの代表をしております山本裕之です。

いまや、写真や連絡先、思い出、そして大切な資産まで—— 多くのものがスマートフォンの中に収められる時代になりました。

それでも、人生の終わりを迎えたとき、それらを大切な人にきちんと手渡せる仕組みは、まだ十分に整っているとは言えません。

私自身、生前「よかれ」と思ってやったことが、母の死後、それで本当によかったのかと悩み、苦しんだ経験があります。

一年ほど経ったある日、日記の中に私への感謝の言葉を見つけたとき、ようやく重荷がとれ、涙があふれました。

人生の終わりに言葉を残せないということは、そういうことなのだと思いました。

言葉が伝わらないということは、去る人だけでなく、残される人にとっても深い痛みになります。

——あの苦しみを、わが子には決して味わわせたくない。

そう強く思った一方で、利便性だけを追い求めた結果、かえって「本当に大切なもの」を残しにくい時代になってしまったとも感じています。

だからこそ私たちは、テクノロジーと想いの間をつなぐサービスをつくりました。

どんな人生であっても、「ちゃんと伝えられた」「ありがとう」と互いに言える終わり方ができるように。

そのお手伝いができることを、心から願っています。

代表取締役社長

山本裕之