あうんの由来を占いに
阿吽(あうん)は仁王像で知られていますが、開口の「阿形(あぎょう)」は密迹金剛力士(みっこうこんごうりきし)、閉口の「吽形(うんぎょう)」は那羅延堅固王(ならえんけんごおう)と呼ばれます。
密迹金剛力士(あ)は仏教の教義に基づく護法神であり、金剛の力を持つ不屈の存在として、外部の邪悪な力を排除し、寺院の内部を守る役割があります。
一方の那羅延堅固王(うん)はインド神話のヴィシュヌ神と関連があり、仏教においては不動の守護者としての力強さを持ち、仏法を保護します。
「あ」「うん」それぞれを象徴としたとき「あ」は「新たな始まりや力強い行動」、「うん」は「物事の終わりや成熟、安定」を意味します。
そこでキャラクターのあうん小僧のそれぞれの登場位置で、本日の運勢が占えるようにしました。
画面の上になるほど、象徴の意味は強くなり、下になるほど反対の意味が強くなります。
「あ」と「うん」のキャラクター位置による占い結果の表が下記になります。


たとえば「あ」が画面の上にあり「うん」も画面の上にあったら「現状打破によりのぞみが達成できる」となります。
しかし「あ」が上でも「うん」が下なら「現状打破により未達成となる」つまり「現状維持のほうがよいですよ」ということになります。
「あ」が下で「うん」が上なら「現状を維持することで達成」となり、「うん」が下なら「現状維持をしていると未達成」ということになります。
この「達成」「未達成」を「よいことがある」「よくないことがある」に置き換えてもOKです。

上の図では現状打破は、よい結果にならないということになります。
「あ」と「うん」の横位置の距離は「あ」の内容と「うん」の結果の因果関係を示します。
横並びでぴったりくっついていれば「あ」の内容で「うん」の結果になります。
上の図のように離れていると、よい結果にならないのは「現状打破」だけが要因ではないということになります。
時にはキャラクターが狛犬で登場することがあります。
本来、狛犬は神社の護り神、仁王像は仏法の守護人なので優劣はありませんが、ここでは狛犬が登場したときは、さきほどの「あ」「うん」の結果がよりあらわれやすいということになります。

また龍と虎であらわれることもあります。
龍と虎は古くより陰陽の対立するエネルギーを象徴しています。龍は水や空を司る存在として「陰」の力を、虎は大地や力強さを象徴する存在として「陽」の力を表します。この二つが対立しながらも調和し、宇宙や自然のバランスを保っているのです。
そういう壮大さもあって、龍と虎があらわれた時は、あうんの結果が大きくあらわれるということになります。
よい結果はすごくよいですが、逆の時はいつも以上に注意が必要です。

